20年目を迎えて ― 相談してくださる方へ
さくま診療所は、2006年10月1日の開院から20周年を迎えました。これまで当院を選び、大切なご相談を打ち明けてくださった皆さまに、心より感謝申し上げます。
予期せぬ妊娠がわかったとき、多くの方が不安や迷いを抱え、誰にも言えずにひとりで悩んでいます。私たちはこの20年、そうした方が「ここなら話せる」と思える場所であることを何より大切にしてきました。
当院の診療の根底には、大阪医科大学(現・大阪医科薬科大学)産婦人科で師事した後山尚久先生から受け継いだ「心身一如」の理念があります。からだと心は切り離せないものです。中絶という選択は、からだだけでなく、心にも大きな負担がかかります。だからこそ私たちは、手術そのものの安全性と同じくらい、不安や迷い、つらさに寄り添う精神的なサポートを大切にしています。
ご事情も、お気持ちも、一人ひとり異なります。当院では、どなたかを責めたり、決断を急かしたりすることはありません。必要な情報をわかりやすくお伝えし、ご本人が納得して選べるよう、最後までご一緒します。プライバシーへの配慮はもちろん、掲示板やLINEで受診前から相談できる窓口も設けています。
手術は、安全を最優先に、丁寧な説明と確認を重ねて行っています。手術のあとも、LINEで術後の経過や気になる症状をご相談いただけます。そして、からだと心の回復や、これからの避妊のことはもちろん、人にはなかなか聞きづらい婦人科の疑問にも、いつでも気軽に相談できる窓口であり続けたいと考えています。
ひとりで抱え込まず、まずはご相談ください。これからも、あなたの選択とその先の毎日を支える診療所であり続けます。