中絶後は妊娠しやすいって本当?再妊娠の可能性と注意点をわかりやすく解説

中絶を経験したあと、「またすぐに妊娠するのでは?」と不安になる人も多いでしょう。
実は、手術後は体のホルモンが急に変化し、排卵が早く戻ることがあります。そのため、短い期間のうちに妊娠する可能性が高まることもあるのです。
ただし、体の回復が追いつかないまま妊娠してしまうと、母体への負担が大きくなったり、
次の妊娠に影響が出ることもあります。
そこで、この記事では中絶後に妊娠しやすくなる理由や、再妊娠の目安・注意点を
専門的な知識をもとにわかりやすく解説します。避妊のタイミングや体のケア方法も紹介しますので、焦らず安心して次の一歩を踏み出すための参考にしてください。
中絶後は排卵が早く戻るため、一時的に妊娠しやすくなる
中絶手術を受けたあとは、体の中で大きなホルモン変化が起こります。その結果、排卵が思ったより早く戻り、短期間で再び妊娠する可能性が高まることがあります。
一方で、子宮やホルモンのバランスはまだ安定しておらず、体の回復が追いつかないうちに妊娠してしまうと母体への負担が大きくなることもあります。
ここでは、排卵が再開するタイミングやその理由、中絶後すぐの性交で妊娠しやすいといわれる背景をわかりやすく解説します。
「なぜ早く妊娠しやすくなるのか」を正しく理解して、安心して次のステップを考える参考にしてください。
排卵は生理より先に再開することも
通常、排卵のあとに生理が起こりますが、中絶後はこの順序が一時的に変わることがあります。
手術によって体内の妊娠ホルモン(hCG)が急に減少すると、脳が「次の排卵を再開しよう」と働き始めます。この反応が早い人では、生理が来る前に排卵だけが先に起こるのです。
つまり、「まだ生理が来ていないから妊娠しない」という考えは誤り。この時期に性交があると、思いがけず妊娠してしまうこともあります。
個人差はありますが、排卵の再開時期は早い人で2週間前後。体が不安定な時期だからこそ、医師の指示に従って適切な避妊や体調管理を行うことが大切です。
ホルモン変化により排卵周期が早まるケースがある
中絶後の体はホルモンのリズムが一時的に乱れます。しかし、人によってはホルモン分泌の回復が早く、排卵周期が通常より短くなる場合があります。
このとき、体は次の妊娠に備えるように働くため、卵巣がすぐに排卵準備を始めることがあります。その結果、排卵の再開が早まる=妊娠しやすい状態になるのです。
ただし、ホルモンが不安定なまま排卵が起こると、子宮内膜が十分に整っておらず、着床しにくい場合もあります。つまり「妊娠しやすい」状態であっても、すぐに妊娠することが必ずしも良いとは限りません。
体調を整える時間をとり、医師と相談しながら再妊娠のタイミングを考えることが、安心への近道となるでしょう。
中絶後すぐの性交は妊娠する確率が高い
中絶手術のあとは、わずか2〜3週間で排卵が戻ることがあります。この時期に避妊をせず性交を行うと、妊娠する確率が非常に高くなるといわれています。
さらに、子宮の粘膜が回復していないうちに性交すると感染症のリスクも上がります。これは、体の内部がまだデリケートな状態にあるからです。
医師から性交の再開時期を指示された場合は、その期間を守るようにしましょう。また、次の妊娠を望まない場合、ピルやコンドームなどの避妊方法を早めに取り入れることが大切です。
自分の体を守るためにも、しっかりとした予防意識を持つようにしましょう。
中絶後の身体回復と再妊娠の目安
中絶後の体は時間とともに少しずつ回復していきますが、見た目が元に戻っても、子宮やホルモンの働きが完全に回復するまでは一定の時間がかかります。この回復期間を待たずに再び妊娠すると、流産や感染症のリスクが高まるので注意してください。
医師の多くは「体調が整うまで焦らないこと」を勧めています。ここからは、再妊娠を考えるタイミングの目安や、子宮・ホルモンの回復期間、生理がこない場合の注意点について
順に見ていきましょう。
再妊娠を考える目安は生理が2回きてからが安全
中絶後、すぐに排卵が再開する人もいますが、体の内部はまだ完全に元通りではありません。
一般的に、再び妊娠を考える目安は「生理が2回きてから」といわれています。これは、子宮内膜が妊娠前の状態に近づき、ホルモンのリズムが安定してくる時期であるためです。
具体的には、1回目の生理は「排卵が再開したサイン」、2回目の生理は「ホルモンが整ってきたサイン」といわれています。
この2回を経てから妊娠を目指すことで、体への負担を減らし、より安全に再出発ができるので、焦らずに自分の体の回復を確かめながら進めましょう。
子宮とホルモンの回復にはおおよそ3〜6週間かかる
中絶後の回復スピードには個人差がありますが、一般的には子宮の回復に3〜6週間ほどかかるとされています。この期間、体の中では妊娠ホルモン(hCG)がゆっくりと減少し、それに合わせて女性ホルモンの分泌が再び整い始めます。
ただし、無理をすると出血が長引いたり、ホルモンの働きが乱れて回復が遅れることがあります。そのため、医師の指示があるまでは性交や激しい運動を控え、睡眠・栄養・休養をしっかりと取ることが大切です。
「体が軽くなった」と感じても、内部の回復はまだ途中かもしれません。自分のペースで、ゆっくりと整えていきましょう。
生理がこない原因はホルモンの乱れや子宮の回復遅れ

中絶後、1〜2か月経っても生理が戻らないことがありますが、これはホルモンバランスの乱れや子宮内膜の回復遅れが原因だと考えられます。特に、ストレスや急な環境変化によってホルモンの分泌が不安定になると、排卵そのものが遅れ、生理が来ない期間が長引くこともあります。
また、手術による子宮の炎症や癒着が影響している可能性もあるので、2か月以上生理が来ない場合や、腹痛・出血が続くときは、自己判断せずに婦人科を受診してください。
早めに医師へ相談すれば、ホルモン検査や超音波検査で原因を明確にし、必要な治療を受けることができます。
中絶後に妊娠しにくくなるケース
中絶を経験しても、ほとんどの人はその後ふつうに妊娠・出産できます。しかし、ごく一部では手術や体調の影響によって妊娠しにくくなることがあります。
その原因として多いのが、子宮内膜の損傷や細菌感染、そして中絶を繰り返すことで起こる子宮環境の変化などです。また、ホルモンバランスが乱れ、排卵が不安定になる場合もあります。
ここでは、どのようなときに再妊娠が難しくなりやすいのか、体の中で起きている変化と注意すべきポイントを具体的に見ていきましょう。正しい知識を持つことで、将来の妊娠を守ることができます。
手術で子宮内膜が損傷し、細菌に感染した
中絶手術は、妊娠の内容物を取り除くために医療器具を子宮に挿入して行いますが、その際に子宮内膜に小さな傷がついたり、細菌が入り込んだりすることがあります。
子宮内膜は受精卵が着床する「ベッド」のような場所であり、この膜が損傷すると、受精卵がうまく定着できず妊娠しにくくなる可能性があります。
また、手術後の消毒や抗生物質を正しく行わないと、細菌感染によって炎症が広がることも。炎症が長引けば卵管や卵巣に影響が及び、不妊のリスクが上がる場合もあります。
術後に痛み・発熱・異常な出血があるときは、早めに病院を受診してください。「経過観察だから大丈夫」と放置せず、再検査を受けることが大事です。
中絶を繰り返して子宮環境が悪化した
中絶を何度も経験すると、子宮やホルモンに少しずつ負担がかかります。
1回の手術でも慎重に行われますが、繰り返すことで子宮内膜が薄くなり、精卵が着床しにくくなって流産のリスクが高まります。また、手術時にできた癒着や瘢痕(はんこん)が残ると、生理不順や慢性的な痛みを引き起こすこともあります。
中絶を繰り返すと「もう妊娠できないのでは」と不安に感じる人も多いですが、早めに婦人科で検査を受け、子宮や卵巣の状態を確認すれば対処できます。
体を整える期間をつくることが、将来の妊娠のチャンスを守る近道です。必要があればホルモン治療や栄養療法などで、回復をサポートしてもらいましょう。
ホルモンバランスの乱れや排卵障害が続いている
中絶後は、心身のストレスやホルモンの変化でしばらく排卵が起きなくなることがあります。特に、精神的な負担が強かったり睡眠や食生活が乱れていると、脳から卵巣へのホルモン指令が乱れて排卵が止まったり、月経周期が極端に長くなったりします。
こうした状態が数か月続くと、卵子の成長が不安定になり、妊娠しにくくなることがあります。
ただし、これは多くの場合一時的なホルモンの乱れが原因なので、十分な睡眠と栄養をとり、ストレスを軽減するだけで回復することも少なくありません。もし3〜6か月たっても周期が戻らない場合、医師に相談してホルモン検査や排卵チェックを受けてください。
妊娠しにくくならないための予防とケア
中絶後の体を大切に整えることは、将来の妊娠のためにもとても重要です。
手術自体が原因で不妊になることはまれですが、体の回復が不十分なまま生活リズムを崩したり、感染を放置したりすると、妊娠しにくい状態を招く可能性があります。体を元気に戻すには、休養・栄養・感染予防・ストレス対策を意識することが欠かせません。
ここからは、回復を早め、妊娠しやすい体づくりにつながる具体的なケア方法を紹介します。できることから少しずつ取り入れ、体も心も整えていきましょう。
栄養と休養を意識する

手術後は体の回復のために多くのエネルギーを必要とします。そのため、鉄分・たんぱく質・ビタミンを意識的に摂ることでホルモン分泌が整い、子宮内膜や卵巣の働きも安定しやすくなります。
特におすすめなのは、赤身肉や魚、卵、大豆製品、緑黄色野菜です。体を温めるスープやおかゆなど、胃に負担をかけない食事も良いでしょう。
また、回復の基本は「休むこと」です。無理に仕事や家事を再開せず、睡眠をしっかりとることで体の修復力が高まります。ホルモンバランスの乱れは疲労と強く関係しているため、1〜2週間はしっかり休む期間として過ごすことを意識しましょう。
感染予防と定期受診を徹底する
中絶後の体は免疫が下がり、細菌に感染しやすくなっているので、子宮や膣の傷口が完全にふさがるまでは清潔を保つことが重要です。シャワーはぬるめの温度で短時間にし、湯船につかるのは医師が許可してからにしましょう。
また、ナプキンはこまめに交換し、締めつけの強い下着は避けるのがおすすめです。
さらに、術後1〜2週間後の定期検診は必ず受けてください。異常がなくても、子宮の回復状態や感染の有無を確認することができます。「もう大丈夫」と自己判断せず、医師と二人三脚で体を守る意識を持ちましょう。
ストレスを軽減し、ホルモンバランスを安定させる
中絶後は体だけでなく、心にも負担がかかります。不安や後悔、緊張が続くと自律神経が乱れ、ホルモン分泌にも影響を与えることがあるでしょう。
心を落ち着けるためには、リラックスできる時間を意識的につくることが大切です。深呼吸や軽いストレッチ、自然の中で過ごす時間など、無理のない範囲で「安心できる時間」を取り戻しましょう。
また、悩みを一人で抱え込むよりも、信頼できる家族や友人、専門カウンセラーに話すことで気持ちが軽くなります。ストレスを減らすことは、結果的にホルモンを安定させ、排卵や月経リズムの回復にも良い影響を与えます。
心のケアも、体の回復と同じくらい大切なステップなので、意識的に取り入れてください。
中絶後の避妊と再妊娠防止のポイント
中絶後は、体の回復よりも早く排卵が戻ることがあります。見た目には元に戻っていても、実は妊娠しやすい時期に入っていることも少なくありません。
「もう大丈夫」と思って油断すると、再び妊娠してしまい、心身への負担を繰り返してしまう可能性があるので、避妊は体を守る習慣として捉えることが大切です。
正しいタイミングを知り、自分に合った方法で対策すれば、不安を抱えずに次の一歩を踏み出せるので、ここからは、安心して過ごすための避妊の考え方についてお話しします。
排卵が再開する前から避妊を始める
中絶手術のあとは、ホルモンの働きが急速に戻り始めます。そのため、生理が再開する前に排卵だけが先に起きることが珍しくありません。つまり、「生理がまだだから妊娠しない」と思っていても、すでに妊娠の可能性がある時期に入っていることがあるのです。
避妊は性交の直前ではなく、手術直後から意識しておきましょう。医師が推奨するピルの服用を始めるか、パートナーと協力してコンドームを使用するなど、早めの対策が安心につながります。
特に、手術後1か月以内は体の内部がまだ回復途中のため、感染や炎症のリスクも高くなります。「体調が戻った」と感じても、無理をせず医師の指示を守りましょう。
早い段階で避妊を始めることが、自分の体を守る最良の方法です。
ピルやIUDを使う
確実な避妊を考えるなら、ピルやIUD(子宮内避妊具)の利用も検討してみましょう。ピルはホルモンの働きをコントロールして排卵を抑える仕組みであり、正しく服用すれば避妊率は99%以上と非常に高い効果があります。
また、ピルには生理痛の軽減やホルモンバランスの安定など、中絶後の体調回復をサポートする副次的な効果もあります。
IUDは、医師が子宮内に小さな器具を入れ、長期間にわたって受精・着床を防ぐ方法です。数年単位で避妊効果が続くため、「しばらく妊娠を避けたい」人に向いています。ただし、装着や取り外しは必ず医療機関で行わなければなりません。
それぞれの方法にはメリットと注意点があるため、パートナーともよく相談し、ライフスタイルに合った方法を選びましょう。
クリニックで避妊相談を受ける
避妊は知識があれば自分でもできるように思えますが、実際には体の状態やホルモンの回復具合によって最適な方法が変わります。そのため、医師に相談して自分に合った避妊法を選ぶことが大切です。
手術後の検診の際に、「避妊について相談したい」と伝えるだけでも構いません。医師は子宮や卵巣の回復状況を確認したうえで、ホルモンバランスに合うピルやIUDの提案をしてくれます。
また、性感染症の検査を一緒に受けることで、今後のトラブルを未然に防ぐこともできます。
避妊は自分の体に責任を持つことであり、それは同時に自分の体を大切にすることでもあります。不安や疑問を感じたら、一人で悩まず専門家に相談してみましょう。安心できる方法を選ぶことが、未来の妊娠を守る第一歩です。
再妊娠を希望するときの準備と受診方法
中絶を経験したあと、「次こそは前向きに妊娠したい」と考える人も多いでしょう。しかし、心と体が回復しきっていないうちに再び妊娠すると、流産や体調不良につながることがあります。
ここからは、妊娠を希望する前に行っておきたい検査や、なかなか妊娠できないときの相談先について紹介します。
焦る気持ちを少し抑え、今の自分の体が妊娠に向けて整っているかを確認することが、次のステップを安全に進める第一歩。子宮やホルモン、卵巣の状態を調べておくことで、安心して新しい命を迎える準備ができます。
再妊娠前に子宮・ホルモン・卵巣の状態を確認する
中絶後の体は回復して見えても、内部のバランスが整うまでには時間がかかります。そのため、再妊娠を考える前に、子宮や卵巣の状態を一度チェックしておくことが大切です。
婦人科では、超音波検査で子宮内膜の厚さや形、卵巣の働きを確認できます。また、血液検査でホルモン値を調べることで、排卵や月経周期の安定度を把握できます。
「異常がない」とわかるだけでも安心できますし、もし小さな問題が見つかっても、早めに治療を始められるので心配はありません。次の妊娠を安全に迎えるために、体をリセットする時間をつくりましょう。準備を整えることが、後悔しない妊娠への第一歩です。
3〜6か月経っても妊娠しない場合は不妊検査を受ける
中絶後、半年近く経っても妊娠しない場合、体のどこかに小さな不調が残っている可能性があります。焦らずに、婦人科や不妊専門クリニックで検査を受けましょう。
卵管の詰まりや子宮内膜の薄さ、ホルモンの乱れなど、見えない部分が原因になっていることもありますが、検査を受けることで「どの部分を整えればいいのか」が明確になります。
必要に応じてホルモン治療やタイミング指導を受ければ、再び自然妊娠できるケースも多くあります。「待つ」より「確かめる」ことが、安心への近道なので、医師と二人三脚で自分に合った再出発の準備を進めましょう。
医師のアドバイスで安全に妊娠計画を立てられる
妊娠のタイミングは、人それぞれの体調や年齢、生活リズムによって大きく異なります。だからこそ、医師のアドバイスをもとに無理のない妊娠計画を立てることが大切です。
医師に相談すれば、検査結果や体の状態に合わせて個別のアドバイスを受けられます。また、パートナーと一緒に相談することで、心の負担を分け合い、前向きに準備を進められるのも大きなメリット。
自分のペースで進める妊娠計画は、未来の家族づくりに向けた前向きな選択です。
中絶後の妊娠に不安を感じるときの心のケア
中絶を経験すると、身体の痛みが癒えても、心の中に罪悪感や不安が残ることがあります。再び妊娠することへの恐れや、周囲への気まずさから、誰にも相談できずに苦しむ人も少なくありません。
しかし、心の回復は時間をかけて育てるものです。一人で抱え込まず、信頼できる人や専門家に話すことが、回復への第一歩になります。
ここからは、心を落ち着けるための考え方や、日常の中でできるセルフケアの方法を紹介します。もう一度自分を大切にできるようになる、そのための小さな一歩をここから踏み出していきましょう。
中絶後は罪悪感や不安を抱くのは自然な反応
中絶を経験した多くの人が、「自分を責めてしまう」「あのとき違う選択をすればよかった」と感じます。けれども、そうした気持ちは決して特別ではありません。中絶は体だけでなく心にも大きな影響を与える出来事であり、罪悪感や不安を抱くのは自然な反応です。
そのため、「前を向かなくては」と焦るよりも、まずはその感情を否定せず受け止めることが大切です。涙が出ても、落ち込む日があっても、それは弱さではなく心が回復しようとしている証拠だと考えましょう。
自分を責めるより、「あのときできる限りの選択をした」と受け入れることで、少しずつ心が軽くなっていきます。周囲と比べたり、無理に明るく振る舞う必要はありません。
時間をかけて、少しずつ自分を許していくことが本当の回復への第一歩です。
リラックスできる時間が心身の回復を助ける
心の疲れは、無理に頑張るほど深くなっていきます。だからこそ、意識的に「力を抜く時間」をつくることが大切です。
たとえば、温かい飲み物をゆっくり飲む、静かな音楽を聴く、好きな香りを感じるなど、5分程度でもリラックスできる時間を作りましょう。そうすることで、自律神経が整い、ホルモンのバランスも安定していきます。
これは心だけでなく体にも良い影響を与え、次の妊娠に向けた準備にもつながります。癒しの時間は贅沢ではなく、回復のために必要な時間です。
また、外に出て自然の風を感じたり、誰かと笑い合うことも良いリセットになります。完璧に気持ちを切り替えようとせず、「今日は少し楽だった」くらいで十分です。小さな安心を積み重ねていくことが、再び自分らしい毎日を取り戻す近道となります。
医師やカウンセラーに相談すると気持ちが軽くなる
つらい気持ちを一人で抱えていると、同じ考えが何度も頭の中を巡り、どんどん苦しみが大きくなってしまいます。そんなときは、専門家に話すことで心を整理することができます。
医師や心理カウンセラーは、否定せずに話を聞いてくれる存在です。中絶の経験をどう受け止めていけばいいか、体と心の両面からサポートしてくれます。
また、婦人科でのカウンセリングなら、体の回復状況も一緒に確認できるため、「もう少し休もう」「そろそろ次のステップへ」など、具体的なアドバイスをもらえます。
誰かに話すことで、自分を責める気持ちが少しずつ和らいでいきます。「話す=弱さ」ではなく、「前を向こうとする力」です。
勇気を出して言葉にしたその瞬間から、あなたの心は確実に軽くなっていくので、一人で抱え込まずに安心できる人の手を借りてください。
中絶後の妊娠に関するよくある質問
中絶後の体や妊娠に関しては、「いつから妊娠できるの?」「再び妊娠しても大丈夫?」など、多くの方が抱く疑問があります。これらの不安や誤解を放置したままにすると、不必要に怖がってしまったり、逆に油断してしまうこともあります。
ここでは、よくある質問をもとに、妊娠の時期や注意点を簡潔に整理します。正しい知識を知ることで、今の自分に必要な行動が見えてきます。
中絶後どのくらいで妊娠できますか?
中絶後は、早い人で2〜3週間ほどで排卵が再開することがあります。生理がまだ来ていなくても妊娠の可能性はゼロではありません。
とはいえ、体の中は完全に回復していない状態であり、子宮やホルモンのバランスが安定するまでには、1〜2か月ほどかかるとされています。
医師の多くは「生理が2回きたあと」を再妊娠の安全な目安としています。この期間にしっかり体を休めておくことで、次の妊娠を安心して迎える準備が整います。
焦らずに、自分のペースで回復を待ちましょう。
中絶後すぐに避妊しないと危険ですか?
中絶直後は排卵が早く戻るため、避妊をしないと再び妊娠するリスクが高い状態です。
手術から2〜3週間ほどで排卵が起こる人もおり、「まだ生理が来ていないから大丈夫」と思っていても実際には妊娠可能期に入っていることがあります。
体の回復を守るためにも、手術直後から避妊の意識を持つことが大切です。医師の指示に従い、ピルやコンドームなどを適切に使えば再妊娠のリスクを大きく減らせます。
中絶を経験すると不妊になりやすい?
中絶を一度経験しただけで不妊になることは、多くありません。ただし、手術の際に子宮内膜が傷ついたり、感染症が起きたりした場合には、将来の妊娠に影響することもあります。
違和感や出血が続くときは放置せず、早めに婦人科で検査を受けてください。子宮や卵巣の状態を確認すれば、多くの場合は問題なく回復します。
中絶後にしっかりケアを行い、体をいたわる期間を設けることで、将来的にも安心して妊娠ができます。
再妊娠したいとき、クリニックでは何をしてもらえる?
再妊娠を希望するときは、婦人科で体の状態を丁寧に確認してもらいましょう。子宮や卵巣の回復具合、ホルモンの分泌バランスなどを調べることで、妊娠に向けた正しい準備ができます。
また、医師の指導のもとでタイミング指導や栄養サポートを受けると、自然妊娠の可能性が高まることもあります。クリニックに相談することで、「今は整える時期なのか」「妊娠に向けて進めてよいのか」が明確になります。
まとめ|中絶後の妊娠は焦らず体を整え、安心して次の一歩へ
中絶後の体は見た目よりも繊細で、ホルモンや子宮の働きが整うまでには時間がかかります。
この時期は一時的に妊娠しやすくなる一方で、体や心への負担も大きくなりやすい時期なので、焦らずに回復とケアを最優先にすることが大切です。排卵や生理のリズムを整え、避妊を正しく行い、体が元気を取り戻してから再び妊娠を考えましょう。
また、罪悪感や不安を抱えることは自然なことです。時間をかけて心を癒やし、自分を責めずに前を向くことが、本当の意味での回復につながります。
中絶は終わりではなく、これからを大切に生きるための通過点に過ぎません。体と心を整えながら、安心して新しい一歩を踏み出していきましょう。